■最近の採用動画事情
採用活動で使用する動画、採用動画の活用シーンは年々増え続けています。特に、コロナの影響で対面での使用活動が制限されたことをきっかけに、さらに動画の活用が加速しました。今回は、そんな採用動画のトレンドをまとめてみます。
■採用動画の種類
採用動画は、採用活動に関連して使う動画を全般的に総称して呼ばれています。そんな採用動画にも目的や用途に合わせて様々な種類があります。まず、それらを大きな括りで整理してみます。
①会社説明ムービー
実際の会社説明会で行う内容をまるまる動画にするものです。会社説明会の様子をそのまま撮影しただけのものや、担当者が動画用にカメラに向かって説明を行うもの、また、パワーポイントのスライドを表示しながら説明を行うもの。本格的なプロモーションムービーとプロのナレーションで作ったものなどがあります。
参考リンク:DMM Groupの会社説明
②インタビュームービー
社員インタビューと仕事風景を組み合わせた動画です。同じような種子で座談会形式で行うケースもあります。
参考リンク:マクドナルド FC 株式会社豊昇 EMOTION イメージビデオ 新卒中途
③会社見学ムービー
会社見学のように社内の様子を映して、仕事の様子や職場の雰囲気を見せる。
参考リンク:NTTテクノクロス オフィス紹介【本社編】
③コンセプトムービー
企業理念やビジョンを軸に作成するプロモーションムービーです。本格的な動画撮影を行って制作するものもあります。また、採用サイトで使用している写真素材を流用してスライドムービーとして作るケースもあります。
参考リンク:Yahoo! JAPAN ミッション動画 「UPDATE JAPAN」2020
⑤会社紹介アニメーション
会社のビジョン、ビジネスモデル、実績、職種紹介を、インフォグラフィックスと呼ばれるアニメーションで作成する動画です
参考リンク:会社説明動画(アニメーション)(2020)
■採用動画のトレンド
①ビフォーコロナ
コロナ以前までは、採用動画と言えばはじめに思い浮かぶのが「インタビュー動画」というくらい、採用動画の代名詞でした。リアルの説明会が前提にあったので、説明を行う前に会社の全体像やイメージを持って貰う目的だったり、イベントの間や待ち時間でループして流しておくといったような使われ方をしていました。また、採用サイトやWEBでのプロモーションとして興味を持って貰うきっかけとして使われてもいました。
採用動画が作られるようになった初期の頃は、採用に動画を使っているというだけで、何だか先進的なイメージや大手感を出すことができまました。
そういてインタビュー動画がある程度増えて来たころに、先進性やブランド価値を表現するために、コンセプトムービーが流行りだしました。実際に数々の素晴らしい採用動画が登場しました。ブランディングに沿ったいイメージかっこいいもの、感動をテーマにしたストーリー仕立てのもの、またインパクト重視のおもしろ動画など。また、コンセプトムービーとして、インフォグラフィックスアニメーションが使われることもありおました。言うなれば採用動画のリッチコンテンツ化が進んだタイミングと言えます。
②アフターコロナ
コロナで対面での採用活動が制限されたタイミングで採用動画のトレンドが一気に変わりました。会社説明会ができなくなったことで、その代替えとして会社説明動画が爆発的に使われるようになりました。また、同時に会社説明の番組を配信するサービスも増えました。YouTubeで会社説明と検索すると様々な動画がでてきます。
■まとめ
採用動画のとトレンドはこのように移り変わってきました。最初は先進性、次にリッチコンテンツ化、そして定番化。ものごとの新しいやり方は、ほとんどのケースで同じような流れで普及していきます。気が付けば定番になっっていた採用サイトが作られるようになった変遷も同じような形だったはずです。採用動画の変遷も定番の領域に差し掛かってきました。まだ採用動画を導入していない場合は、ぜひ検討してみてください。
・社内での動画の作り方と作成ソフトについて
https://shin-yu.net/douga-pr/