【無料配布】クロマキーの緑残り・ギザギザ縁を整えるエフェクト【VEGAS Pro用】

このエフェクトでできること

クロマキーやAI Z-Depthで人物を切り抜くと、縁に背景の緑が残る、輪郭がギザギザする、背景のカスが点々と残る——といったアラが出ます。「Tマット」はキーヤーの後ろに置くだけで、その縁だけを整える専用エフェクトです。

エフェクトのダウンロード

マットエッジ整形エフェクトは無料で配布しています。以下のボタンからダウンロードしてください。

マット整形エフェクト「Tマット」

VEGAS Pro 21以降(23 / 2026で動作確認)|無料

ダウンロード

対応バージョン:VEGAS Pro 21以降(23 / 2026で動作確認)

インストール方法

ダウンロードしたファイルをVEGAS Proに追加する手順を説明します。

  1. ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。解凍したら、フォルダ内にあるOFXフォルダを確認してください。
  2. OFXフォルダを以下のパスに配置
    Cドライブ → Program Files → Common files → OFX → Plugins
    ※既にOFXフォルダがある場合は、既存のPluginsフォルダにエフェクトファイルを配置。
  3. VEGAS Proを再起動してプラグインを読み込みます。「ビデオFX」タブを開いて「T_マット」が表示されていることを確認してください。

プラグインフォルダの場所

通常は C:\Program Files\Common Files\OFX\Plugins にあります。VEGAS Proの設定から確認することもできます。

基本的な使い方

Tマットは切り抜きを作るエフェクトではありません。クロマキーやZ-depthのしきい値で作った切り抜きを受け取り、その縁を整えるのが役割です。そのためキーヤーより後ろ(下流)に置くことが唯一にして最大のポイントです。

  1. 「クロマキーヤー」や「AI Z-Depth」で背景を除去します。
  2. 「ビデオFX」タブから「T_マット」を選択します。
  3. 「デフォルト」を同じイベントにドラッグ&ドロップします。
  4. 「チョーク」を0.5〜2くらいから少しずつ上げて縁を締めます。緑や背景色が残っているなら「色ノイズ除去」をONにします。

パラメータはリアルタイムで反映されるため、プレビューを見ながら調整できます。まずはチョークだけを触り、それで足りないぶんを平滑化・フェザー・色ノイズ除去で補うのが近道です。

パラメータの説明

エフェクトで設定できるパラメータを説明します。数値は1080p基準のピクセルで、4Kなどでも見た目が同じになるよう自動でスケールします。

パラメータ 説明 設定範囲
チョーク 切り抜きの縁を内側に締める/外側に広げる。+で収縮、−で膨張 −50〜50(初期値:0)
フェザー 縁をぼかして背景になじませる 0〜100(初期値:0)
平滑化 輪郭のギザギザやうねりを、指定した半径のスケールで丸める 0〜25(初期値:0)
色ノイズ除去 指定した色の残骸を消す機能のON/OFF ON / OFF(初期値:OFF)
消したい色 除去したい背景・スクリーンの色。グリーンバックなら緑、白壁なら白 任意の色(初期値:緑)
許容量 指定色からどれだけ色がズレていても除去対象にするか。上げるほど広い範囲の色が消える 0〜1(初期値:0.3)
除去の強さ 対象ピクセルの透明度をどれだけ強く削るか 0〜1(初期値:1.0)
内側保護 縁からこの距離より内側は絶対に消さない。被写体の中にある同じ色を守る 0〜50(初期値:10)
外側範囲 縁の外側どこまでを除去の対象にするか 0〜200(初期値:20)

色ノイズ除去の考え方

切り抜いた動画の境界線に隣接する色を指定して削除する機能です。色ノイズ除去は、縁からの距離で切り抜きたくない目の色や装飾品の色を指定しても、境界線付近以外には影響しにくく消すことができます。

ゴミが消えきらない場合は「許容量」か「外側範囲」を少し上げ、被写体の縁まで削れてしまう場合は「内側保護」を上げるか「許容量」を下げてください。

膨張(チョークをマイナス)を使うときの注意

チョークをマイナスにして縁を外側へ広げると、新しく現れた部分の色までは復元できません。素材によっては黒いフチや元の背景色が出ることがあるため、膨張は控えめに使い、フェザーと組み合わせてなじませるのがおすすめです。

活用例

このエフェクトはさまざまな場面で活用できます。

🟩 グリーンバック合成

クロマキー後に残る緑のフチを、チョークで締めて色ノイズ除去で消します。合成した背景に対して縁だけが浮く現象を抑えられます。

🧍 AI Z-Depthの切り抜き

深度のしきい値で切り抜くと境界が甘くなりがちです。平滑化で輪郭のうねりを丸め、チョークで締めると輪郭がはっきりします。

🧱 背景の残りカスを消す

白い壁や単色の背景を抜いたときに点々と残る小さな残骸を、「消したい色」にその色を指定して除去できます。

✨ 合成のなじませ

フェザーで縁をわずかにぼかすと、切り抜きの硬さが取れて背景となじみます。エッジがくっきりしすぎるコラージュ感の解消に。

まとめ

Tマットエフェクトのポイント

  • キーヤーの後ろに置くだけで、切り抜きの縁だけを整えられる
  • チョークで縁を締める/広げる(サブピクセル精度)
  • 平滑化で輪郭のギザギザ・うねりを丸める
  • 色ノイズ除去でグリーンバックの緑残りや背景の残骸を消せる
  • 被写体の内側にある同じ色は「内側保護」で守られる
  • VEGAS Pro 21以降(23 / 2026で動作確認)で使用可能

このように、切り抜きをやり直さなくても、縁の締め・ぼかし・ギザギザ取り・色残りの除去をまとめて仕上げられます。クロマキーやZ-depthでの合成が「あと一歩きれいにならない」ときに差し込んでみてください。

エフェクトは無料で配布していますので、ぜひお試しください。

マット整形エフェクト「Tマット」

VEGAS Pro 21以降(23 / 2026で動作確認)|無料

ダウンロード

このエフェクトは、パソコン用の動画編集ソフト「VEGAS Pro」専用です。
VEGAS ProはWindows10とWindows11のパソコンでご利用頂けます。
VEGAS Proをお持ちでない方は、以下の公式サイトから買い切りでご購入いただけます。

VEGAS Pro 公式サイト