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本書の目的

はじめてでも「モーショングラフィックス」が作れるようになる。
本書の内容は、After Effectsをまだ触ったことがない初心者の方が「モーショングラフィックス」を作れるようになるように構成しています。一見華やかで複雑そうに見えるアニメーションも一つ一つひも解いて見てみると、なんてことのない単純な図形アニメーションだったりします。文字や図形などのシンプルなアニメーション、単純な要素を組み合わせることでモーショングラフィックスが完成します。この単純な要素の引き出しをたくさん持てば持つほど、モーショングラフィックスの表現の幅が広がります。本書ではそういった基礎となる要素(エレメント)の作り方のバリエーションを紹介しています。


著者による本書の紹介

もくじ

Chapter 1 【基礎編】After Effectsの基本と簡単なアニメーション作成
▶Section 1-1 After Effectsの特徴
▶Section 1-2 本書を進める前に準備すること
▶Section 1-3 1時間でわかるアニメーション制作の基本
▶Section 1-4 データの保存と読み込み

Chapter 2 【初級編】シェイプアニメーション入門
▶Section 2-1 図形アニメーションの作成
▶Section 2-2 タイトルアニメーションの作成
▶Section 2-3 アイコンアニメーション
▶Section 2-4 アイコンを変形する
▶Section 2-5 動きを装飾する
▶Section 2-6 検索アニメーションの作り方

Chapter 3 【中級編】シェイプとアニメーターを組み合わせる
▶Section 3-1 リピーター演出
▶Section 3-2 シェイプの液体アニメーション
▶Section 3-3 図形の組み合わせによるアニメーション
▶Section 3-4 テキストアニメーション

Chapter 4 【応用編】3Dアニメーション
▶Section 4-1 After Effectsの3D空間
▶Section 4-2 押し出しシェイプの3D
▶Section 4-3 3Dスマホの作り方
▶Section 4-4 3Dスマホのアニメーション

Chapter 5 【上級編】エフェクトアニメーション
▶Section 5-1 煙タイトルの作り方
▶Section 5-2 パララックス動画
▶Section 5-3 変身する文字
▶Section 5-4 水しぶきのトランジション


Section 1-3 1時間でわかるアニメーション制作の基本
シンユーの本には毎回、最初にとりあえず作ってみようのコーナーがあり、そこで作る作例です。前書ではキーフレームで作る内容だったのですが、今回は「モーショングラフィックス入門講座」なので初っ端からアニメーターを使い方にも触れていきます。▶制作ダイジェスト動画


Section 2-1 図形アニメーションの作成
一見「なんだこのやる気のない作例は!」といった感じですが、これが本書のスタート地点となります。After Effectsの基礎であるキーフレームアニメーションとその動きに緩急を付けるグラフエディター。モーショングラフィックス制作の核となるこの2つを理解するための作例です。ここでつまずくと先に進めなくなってしまうので、シンプルな作例で確実に感覚を掴めるようにしました。▶制作ダイジェスト動画


Section 2-2 タイトルアニメーションの作成
線が出現して変形して広がり枠になる。その枠の内側に文字が出現するスタンダードなタイトルアニメーションの作り方です。線の外側にある文字を隠すマットには【トラックマット】ではなく、あえてエフェクトの【マット設定】を使ってみたりしています。


Section 2-3 アイコンアニメーション
シェイプで作成したPCアイコンがスマホに変形して、背景カラーの移り変わりと連動して最後に検索バーになるインフォグラフィックスの作り方です。「2-3」~「2-6」でそれぞれ作ったパーツを組み合わせることで最終的に一つのアニメーションになる流れなので、一区切りしながら着実に作れるようになっています。


Section 3-1 リピーター演出
Chapter3からは、シェイプとアニメーターを組み合わせた演出。そのひとつめは、鉄板のリピーターの使い方!線とひし形のふたつのパターンを組み合わせています。意外とシェイプでひし形の作り方に迷われる方もいるので入れ込みました。


Section 3-2 シェイプの液体アニメーション
シェイプのパスの結合を使った粘り気の表現、液体アニメーションの作り方です。エフェクトの「ブラー+チョーク」・「タービュレントディスプレイス」・「エコー」などと組み合わせることで様々なバリエーションを作ることができます。


Section 3-3 図形の組み合わせによるアニメーション
丸と四角というシンプルな2つの図形を使って、出現して消えるまでの「大きさ」・「色」・「時間」をズラすことで複雑な動きを表現する感覚を掴みます。アクセントでリピーターや文字も組み合わせています。ここまでの考え方を掴んでしまえば組み合わせ次第で様々な表現が作れるようになります!


Section 3-4 テキストアニメーション
文字の動きを複数のアニメーターを組み合わせて作ります。また、調整レイヤーを使った歪み表現を、歪み方とタイミングをズラすことで複雑(そう)な表現に仕上げます。これはグリッチ表現の基礎的考え方なのでかなり様々なシーンで応用ができます。


Section 4-1 After Effectsの3D空間
Chapter4は、After Effectsで作れる3D表現の解説です。ひとつ目は3D空間アニメーション。3次元空間に配置したパーティクル(無数の丸)と文字をカメラの空間移動で映し出します。3D表現で必要になる「カメラで撮影する」という感覚を最初に身に付けます。


Section 4-2 押し出しシェイプの3D
3D表現の二つ目は、After Effects内でシェイプを押し出して作る3Dです。文字とシェイプは厚みを付けて立体化することができます。その立体を動かして、ライトで陰影を付け固定カメラで撮影する。この手法なら3Dロゴアニメーションも簡単に作ることができます!


Section 4-3 3Dスマホの作り方
ここでは、AEに付属している3DソフトCINEMA 4D LITEを使用します。AEで書いたスマホパーツのシェイプをC4D LITEに持っていき、押し出して整えて3Dモデルを作成します。それをC4D LITEでアニメーションさせてAEに戻してテキストを合成します。3DソフトとAEの連携ワークフローの全体像を解説しています!


Section 5-1 煙タイトルの作り方
アフターエフェクトの標準エフェクトだけで、文字が煙になる表現の作り方をご紹介しています。文字以外にも写真やイラスト、グリーンバックで切り抜いた人など様々なシチュエーションで応用できます。


Section 5-2 パララックス動画
ひとつの2Dグラフィックを3D空間にずらして配置した視差による立体的な空間表現です。万華鏡アニメーションと組み合わせることでおもしろい世界観を簡単に作ることができます。


Section 5-3 変身する文字
標準エフェクトのシャターを使った返信アニメーションです。破壊する動きをタイムリマップで時間制御することで破壊から戻る動きを作って変身を表現しています。


Section 5-4 水しぶきのトランジション
CC Mr. Mercuryを使った液体アニメーションをトランジションとして利用します。さらにCC Particle Worldによる飛び回る水滴で華やかさをアップさせます。


本書の導入部分を著者が実演

本書の入り口となる「Section 1-3 1時間でわかるアニメーション制作の基本」を著者の鈴木が実演しながら解説しました。ここがクリアできればAfter Effectsは大丈夫です!


 

本書に入りきらなかった作例

ページ数の都合で本書に入りきらなかった作例を、動画チュートリアルで公開しました!本書の内容と解説レベルのご参考にしてみてください。


 

Adobe公式 CC道場に出演しました!

 


 

– 著者紹介 –

川原 健太郎
シンユー合同会社 代表

1982年2月22日生まれ。兵庫県神戸市出身のモーションデザイナー。
動画を使ったプロモーションや販促、動画マーケティングの戦略構築と動画制作を一貫して行う。また、映像制作ウェビナー「TORAERA」で講師としても活動し、「AfterEffects User Group for Japan」や「もーぐらふぇす」の運営にも携わる。

鈴木 成治
シンユー合同会社 映像エディター

1981年8月4日生まれ。京都府京都市出身。
ブライダルの音響、映像業務をきっかけに動画制作に興味を持ち映像業界へと足を踏み入れる。現在、映像エディターとして編集をメインに活動中。


-サポートについて-

本書は、After Effectsを実用レベルまで使えるようになることを目的として制作しました。はじめてアフターエフェクトを使う方ができる限りわかりやすく理解できるように書いたつもりですが、毎回本を書くたびに「あ、なるほどそこで躓くのね!」といった部分が必ず出てきます。そういった部分はできるだけ補足できるようなコンテンツを追加で公開していきますのでサポートページから、お気軽にご意見やご質問などをお送りください!

【本】プロが教える! After Effects モーショングラフィックス入門講座

 

 

著者: シンユー(川原健太郎 鈴木成治)
単行本: 416ページ

出版社: ソーテック社; B5版
言語: 日本語
ISBN-10: 4800712483
ISBN-13: 978-4800712486
発売日: 2019/9/20
価格: ¥3,456


 

モーショングラフィックスの作り方

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