必要なステップだけ選んで、順番だけ守る。向きの修正・前後カット・消音は無劣化でできるので先にやり、画質が落ちる圧縮は最後に1回だけ。
向きを直す

スマホの動画は「どちらを上にして再生するか」の情報(回転フラグ)を持っていて、これがズレると投稿先で横倒しになります。映像そのものは正しいので、フラグだけ書き換えれば一瞬で直ります。再エンコードしないので画質は1ミリも落ちません。
- ヨコタテを開き、動画を選ぶ(MP4・MOV)
- プレビューで正しい向きになるまで回転を選ぶ
- 書き出す。数秒で終わります
いらない部分を切る

SNSでは最初の1〜2秒で見るかどうかが決まります。録画ボタンを押した直後のブレや、終わりの「止めるまでの間」はカットしておくと見やすくなります。前後をカットするだけなら画質はそのまま(無劣化)です。
- トリメルを開き、動画を選ぶ
- 残したい範囲の始まりと終わりを決める
- 画面の端に余計なものが映っていれば、切り抜き(クロップ)で外す
- 書き出す
顔・ナンバーを隠す

投稿前に一番大事なステップです。隠したい部分を囲むだけで、動きに合わせてモザイクが自動で追いかけます。1コマずつ位置を直す必要はありません。動かないもの(表札・看板など)は追尾しない固定モザイクも選べます。
- 追尾モザルを開き、動画を選ぶ
- 隠したいものを四角で囲む(複数OK)
- 隠し方を選ぶ:モザイク/ぼかし/塗りつぶし/スタンプ。強さも範囲ごとに変えられます
- プレビューで追尾がズレていないか確認して、書き出す
音を整える

映像は大丈夫でも、音に個人情報が入っていることはよくあります。目的で2つに分かれます。
A. 音を丸ごと無音にしたい
まるごと無音にも、範囲を指定して一部だけ消音・ピー音にもできます。映像はコピーするだけなので画質は変わりません。投稿先でBGMを乗せる予定なら、ここで全体を無音にしておくと手早いです。
B. 音を残して、きれいにしたい
風の音・エアコン・人混みのザワザワは、AIノイズ除去で声だけ残すと聞きやすくなります。動画のまま読み込めます。
- 消すなら オトケシ、整えるなら シズカ を開き、動画を選ぶ
- オトケシ:全体か、消したい範囲を指定して「無音」か「ピー音」を選ぶ
- シズカ:処理を実行して、聞き比べて書き出す
サイズを軽くする

仕上げです。「○MB以下」と目標サイズを指定すれば、その中で一番きれいな画質に自動で収めます。投稿先の上限に合わせて数字を入れるだけ。圧縮は画質が落ちる唯一の工程なので、ここまでの加工を全部終えてから、最後に1回だけ行います。
- チヂメルを開き、仕上がった動画を選ぶ
- 目標サイズを入れる(下の表を目安に)
- 圧縮して、ダウンロード。これで投稿できます
投稿先ごとの目安
| 送り先 | 目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| Discord(無料) | 20MB以下 | 古いサーバー設定なら8MB以下 |
| LINE | できるだけ小さく | 長さの上限(5分)もあるので先にカット |
| X | 数十MB〜 | 無料アカウントは長さ2分20秒まで |
| Instagram リール | 数十MB〜 | 縦長(9:16)が前提。向きの修正を忘れずに |
| TikTok | 数十MB〜 | 縦長(9:16)。アップロードが遅いときは圧縮を |
| メール添付 | 10〜20MB以下 | 相手側の受信上限にも注意 |
※ 2026年10月時点の目安です。各サービスの上限は変わることがあります。迷ったら小さめに。
なぜこの順番?「軽くするのは最後に1回」のルール
動画の加工には、映像を作り直す(再エンコードする)ものと、作り直さない(無劣化の)ものがあります。作り直すたびに画質は少しずつ落ちるので、作り直す回数を最小にするのがコツ。無劣化でできることを先に済ませ、画質が落ちる圧縮は最後に1回だけ、が基本です。
例えば先に圧縮してからモザイクをかけると、「圧縮→モザイクでもう一度作り直し」の二重劣化になります。モザイクのあとに圧縮なら作り直しは実質1回で済みます。
よくある質問
スマホだけで全部できますか?
動画はサーバーにアップロードされますか?
iPhoneで撮った .mov のままで大丈夫ですか?
全部やる必要はありますか?
ぼやけた動画をきれいにしてから投稿したい
動画の音だけ取り出したい
ほかにもある、無料のブラウザツール
画像・動画・音声。登録不要・アップロード不要のツールをまとめています。